徳玄寺は東京都心部を代表する“寺町”の忙しい現代人に最適なお寺

徳玄寺は東京都心部を代表する“寺町”の忙しい現代人に最適なお寺

 

東京都港区の、白金高輪駅から伸びる桜田通りと、第一京浜を結ぶ魚籃坂は、坂の途中にあった「魚籃寺」に名をちなむなど、お寺に縁のある土地です。

 

興味深いのは、魚籃坂の通りの東側、港区三田4丁目の区画にお寺が集中し、西側がマンションやショッピングモールが開発されていることです。江戸時代のころから、寺社仏閣は1カ所に集められることが多く、人出で賑わうその周辺に町が形成されていくことは珍しくありませんが、ここまで町の名所と居住区が明確に分かれるケースは極端すぎます。

 

きっとなにかしら理由があるのでしょうが、それ以上に、この三田4丁目にはいろいろな宗派の寺院が集まっていることが特筆されます。地名の由来となった魚籃寺の浄土宗を始め、同じ浄土宗の大信寺、そして浄土真宗本願寺派の寶徳寺に加え、日蓮宗の妙荘山 薬王寺、禅宗の一派である曹洞宗の正山寺と清久寺などがひしめき合っています。

 

そのうちの一つ、魚籃寺のすぐ隣りにあるのが、浄土真宗・真宗大谷派の徳玄寺です。

参照:http://www.tokugenji.jp/index.html

 

 

家康より早く江戸に来た、真宗大谷派の古刹

 

真宗大谷派とは、現代日本で最も門徒の多い浄土真宗の一派であり、各派で違いはあるものの、親鸞を宗祖とし、阿弥陀如来を本尊として「南無阿弥陀佛」と唱えるといった共通点があります。同じ真宗でも本願寺派の寶徳寺や、派生元である浄土宗の魚籃寺などとはライバルのはずなのですが、この三田界隈では仲良く軒を連ねている辺りに日本の宗教界の大らかさを感じます。

 

とはいえ徳玄寺は、初めからこの土地にあったわけではありません。元々は1585(天正13年)、釈了心法師によって、武州豊嶋郡桜田郷の地に創建されました。これは、豊臣秀吉が関白宣下を受けた年で、江戸はまだ徳川家康も入府していないころ。首都機能を備えるどころか、北条氏の縄張りの一城下町だった時代ですから、よくこんな土地に寺を作ろうとしたものです。

 

桜田郷は現在の地名、というか駅名に残り、「桜田門」として伝わっていますが、東京で「門」というからには江戸城の門前町に当たります。

 

江戸・東京は江戸城=後の皇居を中心に、同心円状に発展し、広がっていった街なので、お城のすぐ近くの桜田門界隈は、江戸時代の早い時期から一等地となります。なので徳玄寺の持つ土地も、江戸幕府3代将軍・徳川家光が治める1629年(寛永6年)には、幕府御用地に指定され、現在地への移転を余儀なくされます。天草四郎時貞による、いわゆる「島原の乱」が寛永14年の出来事ですから、江戸時代の初期も初期のお話です。

 

当時は三田ではなく、この界隈も「高輪」と呼んだため、以来、山号を高輪山と称し、現在に至るとされています。移転の前から数えると、なんと410年という長い歴史のあるお寺であることがわかります。

 

参照:http://www.tokugenji.jp/

 

お墓がない仏さまを、一時的にお預かりする?

 

お寺に付きものなのがお墓、墓地ですが、徳玄寺の敷地にも当然あるほか、永代供養の納骨堂も用意しています。墓地については細々とした要望に応えるためか、問い合わせ次第となっていますが、納骨堂についてはスペースと金額の基本明細を、公式サイト上で提示しています。

 

これは今どきのお寺なら珍しくはありませんが、徳玄寺の変わっている点が遺骨の一時預かりをしていること。期間は1年間からで、1万2千円の管理費で当寺の納骨堂で預かってくれるのです。

 

これは、お墓の手配自体はしているが、なかなか空きがなく、斎場で遺骨にしてもらったものの、納骨できないといったケースや、遺産相続やら動産・不動産の名義変更で忙して、そもそもお墓探し自体さえできていない、といった人たちのニーズに応えるもの。忙しい現代人の生活スタイルや、仏さんになっても土地を使うなら予算が必要になる、今どきの事情に合ったプランです。

 

ただし、利用者が遺骨を預けたまま、行方をくらましてしまうことがないよう、管理費の他に保証金として20万円が必要になります。このお金は、遺骨を引き取るときに全額返金されます。

 

遺骨をどう扱うかは残された遺族の宗教観、死生観というか、要は考え方次第だと思いますが、収納できる仏壇を持っていない、そもそも仏間に充てる部屋がないといった事情も考えられます。そんな人にとって、遺骨の一時預かりは、意外なほど助かるプランなのではないでしょうか。

参照:http://www.tokugenji.jp/

 

ライバルの多い土地で、長年生き延びた寺のサービスを活かそう

 

では、最後に宗派など基本情報をおさらいして締めましょう。宗派は真宗大谷派(浄土真宗)、親鸞聖人(見真大師)を宗祖としています。本山は京都の東本願寺、本尊は阿弥陀如来ということです。

 

東京は、高層ビルが立ち並ぶオフィス街と、そこへ通う人々の衣食を賄う消費地が目立ちますが、そんな街の中心部にも寺町が残っているものです。こんなことを書いてはなんですが、お寺も一種のサービス業なので、隈なくチェックしてみると自分に合ったプランが見つかるかもしれません。

 

特にライバルが多い寺町では、よそに後れを取るまいと、意外なサービスを行っている可能性があります。いろいろ大変なときに、ほんの少しでも肩代わりして楽になりたい、そんな気分に寄り添ってくれるお寺も、きっとあると思いますので、ぜひ相談してみてください。

 

【寺院詳細】

名称:真宗大谷派 高輪山徳玄寺

所在地:東京都港区三田4-8-36

TEL:03-5484-1233

最寄駅:東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金高輪駅」より徒歩4分

都営地下鉄浅草線「泉岳寺駅」より徒歩7分

※バスの場合

各系統「魚藍坂下」より下車3分

同「高輪一丁目」より下車1分

【徳玄寺のアクセス】

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